駄菓子や、おもちゃでいっぱいのこの横丁は、
ＪＲの駅をおりてすぐ、ビルの間にそこだけ昔ながらの
町並み。
そこだけは昔ながらの姿をとどめている。昔なつかし色とりどりの駄菓子、子供に楽しくくじ引きおもちゃのセット、はては当世流行りのアイドル写真まで、なんでもありの楽しくて空間。だけど…
「まあ、時代かねえ」再開発の噂のなか、店のおばちゃんが寂しそうに笑った。聞いていた『餓鬼の時分』からの常連のおじさんが言った。
「寂しくなるよなあ…。」「にゃあ。」店先の年寄り猫が答えて鳴いた。･･･思い出だけにはしたくない、そんな空間が広がっている。(※管理人注：この写真撮影は数年前のもので、現在日暮里駅前再開発によりこの駄菓子問屋街はなくなり、わずかに新屋に移った店舗が数店、点在して営業を続けていらっしゃいます。往時を偲んで、写真を残させていただきました。)