『はじまりは おわり』

いつのまにか 終点に着いた。
お供といったら 黒猫が一匹に
すりきれた本が一冊。
それでも、自分としては上等な方。
旅の最中に お節介にも
寂しくはないかと問う者もいたが…
「旅がニギヤカじゃなきゃならないなんて、
一体誰が決めたんだ?」
…そう嘯いてみる。

『おわりは はじまり』

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